2010.07.30
熱中症死者、23区で79人=高齢者が大半、「屋内も危険」―東京

東京23区で17日の梅雨明け以降、熱中症による死者が少なくとも79人に上っていることが29日、東京都監察医務院(文京区)への取材で分かった。高齢者が自宅で死亡するケースが大半を占め、同院は「家の中も危険だと認識してほしい」と注意を呼び掛けている。
同院によると、17日から28日までに、死因特定のために遺体を「検案」した741人のうち、79人は皮膚が乾燥しているなどの状況から、熱中症が原因と判断された。
79人のうち66人は、70代以上の高齢者で、75人は屋内で死亡していた。
同院は「一人暮らしの高齢者が自宅で倒れ、病院に搬送されずに亡くなるケースが多い」と指摘。エアコンがあるのに、使用せずに亡くなった例も目立つという。
東京消防庁は25日、1日当たりの救急出場件数が24日までの3日連続で、過去最多を記録したと発表した。連日の猛暑が影響しているとみられ、同庁は注意を呼び掛けている。
同庁によると、24日の出場件数は2766件で、1936年の救急業務開始以来、過去最多となった。うち178人を熱中症で医療機関に救急搬送した。
出場件数の歴代2位は23日の2683件で、3位は22日の2442件だった。それぞれ168人、153人を熱中症で救急搬送した。
同庁は「症状が重い人の搬送に支障を来す可能性がある。都内で救急車を呼ぶか判断に迷った場合は東京消防庁救急相談センター(#7119)に相談してほしい」としている。
また関東各地では・・
日本列島は28日も高気圧の影響で、北陸や関東などの各地で最高気温35度以上の猛暑日となり、群馬県館林市で全国最高の36.8度を観測した。

気象庁によると、沖縄から西日本では雨雲が広がっており、29日には全国的に雨が降るため、猛暑は少し弱まる見通しという。
埼玉県と三重県では28日、70〜90代の女性3人がそれぞれ自宅で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。いずれも熱中症とみられる。同庁は、暑さが和らいでも熱中症の危険があるとして、注意を呼び掛けている。
ほかに気温が高かったのは、富山市36.6度、福島市・福島県伊達市36.4度など。
tag : 熱中症,死亡事故多発





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